受験の定石 - 東大生が教えるやさしい勉強法 -
- 第18回 英語は暗記 3 -
そういう状況になった背景として容易に思いつくのは、幕末以来の欧米列強との対峙です。
国は対外的に常に緊張関係を強いられる中で、国の中枢部には「外務」を担当する人材をおくとともにその担当外の人間も、常にその成果を把握し意思決定できる状態にしておかなければなりません。
外に対峙する「常識」のレベルを一定に保っておかなければならない。
これもまた、何も明治政府が唐突にはじめたことではありません。
江戸以前から中国やオランダ、ポルトガルなどを研究する学問は発達していました。
とりわけ、「漢文」として今でも伝えられるようにいかに、中国の言語、そして思想を多くの人間の 知識として共有できるかということは、大昔からされる努力があったことでした。
語学は、かつての知識人・知識を持つべきとされた層が常に最低限の教養として必要としたものであり語学を身に着けることで、 国内レベルの単元的で内向的なタコツボ化した視座ではなく、国際レベルの多元的で内だけではなく外も意識した自由度・柔軟性の高い視座を得るためのものだったと言えます。
もちろん、外国語の文章をただ読めるからって簡単に外国の知識が入ってくるわけでもないだろうし それが教養としてどれだけ価値があるのかと言うことについては疑問も残るところかと思いますが、
外国語で記されたこと、考え抜かれて残されているものをじっくり読むということでそれまでは何の意識も無く使っていた言葉が外国ではどう捉えられているのか、とかどういうロジックの立て方をしているのか、とかが見えてくることもあるでしょう。
それは、その人にとってそれほど大したことではないのかもしれませんがそういう経験をしたと言う事実を多くの人が共有して、その上で行動に落とし込んでいくと言うことに意味があります。
お住まい近くの家庭教師会社へ無料で一括資料請求していただけます。
まずはお住まいの地域を選択してください。


